【宇治のイベント情報】宇治茶まつり
こんにちは、マルです。
茶の礎を築いた先人に感謝する「宇治茶まつり」が、10月1日(日)に宇治川周辺で営まれます。
豊臣秀吉が宇治川の水を汲んで茶会を開いた故事にちなむ「名水汲み上げの儀」が宇治橋三の間で、「茶壷口切の儀」などが興聖寺で行なわれます。
宇治茶まつりは、お茶の発展に寄与した栄西禅師、明恵上人、千利休の3人の功績をしのぶとともに、茶業発展を願う行事です。日本遺産認定の構成要素にもなっています。
名水汲み上げの儀(写真協力:宇治市)
■名水汲み上げの儀
名水汲み上げの儀(写真協力:宇治市)
昔、豊臣秀吉が宇治川の水で茶会を開いたことにちなみ、 狩衣姿の方が宇治橋「三の間」から釣瓶で清水を汲み上げ、献茶の行われる右岸(東詰)の興聖寺に大切に運びます。
三の間……宇治橋特有のもので、橋の西詰から3つ目の柱間の宇治川上流側に張り出した部分を呼びます。古くは守護神「橋姫」をまつるために作られたと伝えられています。
■御供茶式・茶壷口切の儀
紅葉の名所 興聖寺「琴坂」(写真協力:宇治市)
名水が興聖寺本堂に運ばれると、「茶壷口切の儀」が行われます。今年の新茶の入った茶壺の口を切って、石臼で抹茶に仕上げ、三の間から汲み上げた名水で茶を点てます。
■茶筅塚供養
興聖寺山門前の茶筅塚で、 使い古した茶筅の供養法要が営まれます。
また、世界文化遺産の宇治上神社では「宇治茶無料接待」や「点心席」が設けられ、塔の島でも抽選会や出店などがあります。
宇治茶まつりには、毎年全国から多くの観光客や、 茶業を営む方が宇治に来られます。
宇治茶の隆盛を祈願するための、古式ゆかしい行事を、ぜひご覧ください。
第66回 宇治茶まつり
2017年10月1日(日)/9:00〜15:00
開催場所:宇治橋(→Google地図)・興聖寺(→Google地図)・塔の島(→Google地図)
HP:https://www.ujimiyage.com/user_data/event_02.php
お問い合わせ:宇治商工会議所内 宇治茶まつり奉賛会(TEL:0774-23-3101)
※詳しい情報や日程等は上記までお問合せください。
ヤマサン企画 マル