宇治十二景をめぐる part.6「浮舟古祠」
こんにちは、マルです。
あたたかい日が続いたと思ったら、宇治では昨日の雨でぐっと冷え込んでいます。
肌寒い日もまだありますが、だんだんと春が近づき、梅のつぼみも膨らんで、散策に出ては季節の花を探すのも楽しいです。
宇治十二景めぐり、今回は「源氏物語 宇治十帖」にゆかりのある「浮舟古祠」をご紹介します。
◆ 浮舟古祠
もとは奈良街道沿いに、水上交通の守り神の浮舟社がありました。
現在、浮舟社は現存していませんが、三室戸寺境内に「浮舟之古跡」の石碑として残されています。
(三室戸寺境内・浮舟之古跡/写真協力・宇治市)
明星山 三室戸寺
拝観料:大人500円/小人300円(宝物殿 別途300円・毎月17日公開)
場所:京都府宇治市菟道滋賀谷21(→Google地図)
交通案内:京阪「三室戸駅」より徒歩15分
西国第十番札所 明星山 三室戸寺HP:http://www.mimurotoji.com
◆ 源氏物語 宇治十帖
『源氏物語』は、平安時代の半ばに紫式部によって書かれた、全54帖の長編小説です。
王朝物語の名作としてのちの作品に大きな影響を与え、現代に至るまで多くの人に愛されてきました。
物語は3部構成になっており、特に最後の10帖は、宇治が主な舞台となっているため、「宇治十帖」と呼ばれています。
宇治橋周辺には、ゆかりの古跡があります。
どれも歩いてまわれるスポットですので、源氏物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
よりじっくりと知りたい方は「源氏物語ミュージアム」がオススメです。
平安時代の暮らしや風俗の展示や、源氏物語のショートムービーも放映中で、源氏物語の世界に入り込めます。
5月13日まで「宇治市歴史資料館合同企画 お茶と名所と宇治と」の企画展示もしています。
次回の宇治十二景は、宇治川の春の風景「春岸酴醿」をご紹介します。
源氏物語ミュージアム
時間:9時〜17時(月曜休館)
場所:京都府宇治市宇治東内45-26(→Google map)
アクセス:京阪「宇治駅」から徒歩8分、JR「宇治駅」から徒歩15分
観覧料:大人500円(小人250円)
参考:宇治市 源氏物語ミュージアム(http://www.uji-genji.jp)
ヤマサン企画 マル