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宇治十二景をめぐる part.11「扇芝孤松」

2018年07月13日

こんにちは、マルです。

今回ご紹介する宇治十二景は、「扇芝孤松(おうぎのしばのこしょう)」です。

(平等院 扇の芝 4/22撮影)

 

平等院の境内に、源頼政が切腹した地と伝えられる扇の芝があります。

 

源頼政は平安後期の武将・歌人で、鵺(ぬえ)退治の伝説でも有名です。(『平家物語』巻第四「鵺」)

源三位頼政とも称され、白河法皇・後白河天皇に仕え、保元・平治の乱に功をあげました。

 

◆ 源頼政の最期

治承4(1180)年5月26日、源頼政は高倉宮以仁王(たかくらのみや もちひとおう)を奉じて平家追討の兵を挙げました。

しかし、宇治川にて平知盛の大軍に追撃され、流れ矢に傷ついた頼政は軍扇を開き、

「埋もれ木の 花咲くこともなかりしに 身のなる果てぞ 悲しかりける」

と辞世の一首を残し、平等院で自刃したと伝えられています。(『平家物語』巻第四「宮御最期」)

 

墓所は最勝院境内にあり、毎年5月26日には「頼政忌」の法要が営まれています。

 

宇治十二景の最後は、同じく平等院から「釣殿夜月」をご紹介します。

 

←「part.10 槙島曝布・「part.12 釣殿夜月」→

 

平等院鳳凰堂

拝観料:大人 600円、中高生 400円、小学生 300円
アクセス:京阪宇治駅・JR宇治駅 下車 徒歩10分(→GoogleMap
平等院HP:http://www.byodoin.or.jp/ja/index.html

 

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