食物繊維のすごいパワー
スムーズなお通じには食物繊維が欠かせないことは、ほとんどの人が知ってると思います。
それにもかかわらず、日本人の食物繊維の摂取量はきわめて不足しています。
ではまず、「食物繊維」とは…
→ 人の消化酵素では消化されない食品中の成分の総称です。
その「食物繊維」の素晴らしい働きぶりがこちら!
- 大腸を掃除する
- 便を柔らかくし量を増やして便秘を改善する。
- 有害物質をくっつけて便として出す。
- 血糖値の急上昇を防ぐことで肥満を予防する。
- ビフィズス菌に代表される善玉菌のエサになる。
などさまざま!!
更には、大腸がん、心筋梗塞、感染症、呼吸器疾患など大病のリスクを下げることも指摘されています。
では、一体1日に何グラムの食物繊維をとればよいのでしょうか?
厚生労働省の報告によると、1日24g以上の食物繊維を摂取すると心筋梗塞の死亡率が低下し、反対に1日12g未満だと死亡率が上昇することがわかったそうです。
そのまま受け取るのは問題があるとしても、食物繊維をとりすぎることでリスクが増す生活習慣病の報告はないため、「日本人の理想的な食物繊維の摂取量は1日24g以上を目標」にするべきかもしれませんね。
日本人の平均摂取量が、14gですから、1日10gも不足しており、その不足量は千切りキャベツ4袋分にも相当します。
こうやってみると、現実とかけ離れていてすぐには達成できなさそう…
取り敢えずは「1日19g以上」を目標にしましょう!
(「腸図解 面白いほどわかる腸の新常識」より)
そして、より効率的に食物繊維を取るなら、いつもの白米を雑穀米にすれば、簡単に不足しがちな栄養素を摂り入れることができますよ!
雑穀には、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれているので、いつもの白米に混ぜるだけで、さまざまな栄養素を摂取することができるのです。