夏の風物詩、宇治川の鵜飼の季節となりました。
今年も7月1日(土)〜9月30日(土)まで、2人の女性鵜匠を中心に、手綱さばきも鮮やかな匠の技が披露されます。
(写真協力・宇治市)
宇治川の鵜飼は、平安時代には既に行なわれていたといわれています。
天禄2(971)年、奈良の長谷寺に参詣した藤原道綱母は、その往復に宇治を過ぎて、川岸から鵜飼を見物しています。
道綱母が残した「蜻蛉日記」には、川幅一杯に数えきれぬほどの鵜舟が出て、それぞれにかがり火を焚き舟べりを叩いて、夜通し鮎を捕り続けている様子が興味深く書き留められています。
暗くなりぬれば鵜舟どもかがり火さしともしつつ、ひと川さわぎたり。をかしく見ゆることかぎりなし。(蜻蛉日記)
現在の鵜飼は、大正15年に再興されたもので、現在では宇治の夏の風物詩となっております。
また、「宇治公園(塔の島)の月」と「宇治橋三の間の月」が第一回全国名月サミットで「日本百名月」に認定されました。宇治の名月を眺めながら鵜飼の観覧はいかがでしょうか。
詳しい出船時間等は宇治市観光協会HPをご覧ください。
宇治川の鵜飼
2017年7月1日(土)〜9月30日(土)
場所:京都府宇治市 宇治川中の島付近一帯/乗船は喜撰橋畔(→Google地図)
公益社団法人 宇治市観光協会:http://www.kyoto-uji-kankou.or.jp
/鵜飼のページ:http://www.kyoto-uji-kankou.or.jp/topics/ukai2017.html
交通案内:京阪宇治線「宇治駅」下車、徒歩8分、またはJR奈良線「宇治駅」下車、徒歩15分
お問い合わせ:宇治市観光協会(TEL 0774-23-3334)
お舟のご予約:宇治川観光通船(TEL 0774-21-2328)
※詳しい情報や日程等は上記までお問合せください。
※荒天及び天瀬ダム放流による増水時には、鵜飼が中止される場合がございます。お出かけの際はご確認ください。
ヤマサン企画 マル