先日、京都府相楽郡和束町にあるお茶畑と
荒茶を作っておられる工場の見学に伺いました。
京都のお茶畑は山の一部を切り開いて作られています。
山の木々と段々になっている茶木の緑が濃くとても
きれいでした。
新茶の季節ですので、工場の方は朝早くからフル活動!
お茶の葉は摘んだ後酸化が始まるため酸化を避けたい
種類の加工は時間との勝負ですぐ加工にうつらなければ
なりません。
葉を蒸して乾燥させて揉んで乾燥させていろんな工程を
沢山経て荒茶が出来ます。
そこから製茶工場へと運ばれて、また選別や乾燥、
粉砕など多種の工程を経て、やっと製品となるお茶が
出来るそうです。
また、製茶工場では茶師と呼ばれる方が茶葉の色、
香り、味を五感を使って色々な畑のそれぞれの茶葉の
個性を見極めて苦み・渋み・甘み・旨みのバランスの
いいブレンドを作っているそうです。
茶師の方の経験や熟練もそうですが、お茶の木の栽培、
製茶する工程、条件、機械の開発など、これまでお茶作りに
携わってきた方々の熱意や努力を感じました。
また今回、お茶を栽培、荒茶をつくられている工場の方や
製茶工場の方にお話を伺いましたがどちらの方も
お茶の茶葉をとてもやさしく慈しんでおられるのが、
お話や茶葉を持つ見る姿から見受けられて茶葉への
愛情を感じてとても感動しました。
後日有機栽培をされている割合を調べてみたら、野菜で
全体の0.4%しかないのに対し、お茶は6%!ここにも
より安全な物を良いものをとお茶農家さんの熱意を感じました。
普段何気なく飲んでいるお茶にこんなにいろいろな方の
ご苦労や愛情が込められていたんだと思うと、一杯の
お茶がとても大切で美味しく感じそうです。