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醤油づくりのこだわり
醤油づくりに於いて、私たちは国産原料しか使用しません。また、昔ながらの手づくりによる伝統製法と、四季の温度変化の中で天然醸造にこだわり続けます。
天然醸造と謳う醤油は、醸造を促進するための酵素や食品添加物を使用しないものに限られます。また、新しい技術や知識を取り入れながらも、「変えてはならないもの」「守り伝えるべきもの」が何であるかをしっかりと胸に刻みこんで毎日励んでいます。そして、その歴史の中で育まれた皆さまとの信頼関係を何よりも大切にしていきたいと考えています。 -
美味しさの秘訣
醤油は本当に正直で、手間をかければかけるだけ味に表れます。
それは、人の力だけで作られるものではなく、原料となる大豆や小麦はもちろん、いろいろな微生物の助けが必要になります。そのひとつである「醤油酵母菌」の中には、蔵の中に長年棲みつき蔵元の味や香りづくりに大きな役割を果たしているものがあります。この「蔵棲み酵母」が醤油の変わらぬ味を支えてくれています。いわば私たちの伝統の中で息づくかけがえのない財産なのです。 -
新しいチャレンジ
私たちが提供する醤油の中でも、「淡口かけ醤油」や「燻製醤油」は伝統を守りながら革新に挑んだ商品です。
日本での醤油の消費量は減る傾向ですが、もっと醤油を使っていただけるにはどうすればよいか…と考える日々が続きました。そんな中、ある料理屋さんで塩をかける食べ方を提供されていたのですが、それは素材の味がよくわかる食べ方でもありました。
淡口の醤油は塩みが強いので、塩と同じように素材の味を生かす食べ方が提供できます。それからは、素材の味を引き立てるバランスを見定める挑戦を続け、米麹を用いることで理想の味にたどり着くことができました。